World Traveling Udon Maker's blog 世界を旅するうどん屋のブログ

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時々焦燥感

こんだけ長い間生きて来て、ある程度肝が据わり、度胸もついたと自負する瞬間がある人生なんだけど、未だにやっぱり焦燥感を感じている自分がいる。時々やってくる精神のブレというか、揺らぎがある。後から思えば些細な揺れなのに、その瞬間は、簡単に自分が軸として来た思想とか価値観が揺らぐ。そして、なんか気分も落ちる。この現象未だに自分の中でクリア出来てない感じ。一方で、良くある話であるけど、酒なんか飲んだ時にゃ相当調子に乗っている、と後から思う。その瞬間は自信に満ちあふれている。そしてちょびっと攻撃的で威圧的に映っているかもしれない。大抵こんなブレは寝たら直る。けど私の場合は朝落ちやすい。徐々に精神が日が昇るのに合わせて通常状態に戻って行く感じ。こんな経験何度もしてきているはずなのに、なんで未だにクリアできないんでしょうかね〜。人との比較をしてる瞬間もあるし、人生という長いような短いような期間に対してだったり、今やっていることだったり、程度の低いものから高いものまで色々異な焦燥感を感じている自分がいる気がします。そんな時には、これもまた定番ですがだだっ広いところにいったり、海をみたり、空を見たり、瞑想なんかするといわゆる「静」の状態にあれているように思う。そろそろ自分のメンタル状態くらい些細にコントロールできるようになりたいものですが、ブレてる瞬間、本当に自分でも信じられないのだけれど、まともな思考が出来なくなる。人と比べたって仕様が無いし、漠然と存在する時間というものに焦りを感じても仕方がないし、あらゆる事に対して焦燥感なんて感じたところで自分の心のブレしか生まない、なんのメリットのないような事におもうのだけど、繰り返します。

とりあえずぶっ込むがやっぱり重要

オーストラリアに来てから3週間くらいが経ちかけています。なんかしたというよりは、とりあえずそこにいたという感じで、とりあえず生存してました。ゴールドコーストから入って、ブリスベン行ってみたいなことをして、色々あり、うどんもあり、今はゴールドコーストにいます。日本もいいところですが、オーストラリアもいい所です。わかっちゃいた話なんですが、結局はメリットデメリットで、どちらにもいい所があり、悪い所もある、ということを改めて感じさせられます。日本の労働倫理や都会の人の素っ気なさとかは相変わらず嫌いですが、圧倒的にうまい飯、あらゆる物事が素早く的確であるところ、コミュニケーションに問題もなく、わけのわからん事態にはまぁ普通に生きていたら陥りません。一方でオーストラリは晴れの日が多く、確かにlaid backなゆったりとした時間が流れ(スーパーを裸足であるく人々がいたり。なんなら上裸のにーちゃんがいたり)、カリフォルニアにも似た雰囲気、当時を思い出させるジャスミンの香り、ヤシの木があり、心地よいそよ風が吹きます(ゴールドコーストは)。一方で、手続きに時間はかかり、返信は遅いしそもそもこなかったり、相手への配慮が足りなかったり、物価が高かったり、なんかまぁ色々あるっちゃあります。結局どっちを取るか、だとは思いますが、結局現時点では私はどっちも取らないんだろうなぁという気がしています。海外での永住権なんちゃらとかいう話もよく浮上しますが、やっぱりオーストラリアにきて3週間にして、ベースをこっちにおいて住みたいと思うほどではないと感じているし、結局日本は好きで落ち着く訳で、永住権のめんどくささ労力を考えると、ベースという感覚なく(結局は形式上日本になるのだが)、色々な所に中長期間行ったり出たりしてるのが、わかっちゃいたけど楽しく新鮮でイヤな所からもそんな感じずに生きて行けるのでしょう。それは当たり前の事で、長い事あるものと共存するなり、ある対象を凝視するなりしてきたら、その対象の良い所も悪い所も見えてくるというのは言わずもがなです。
とりあえず住む場所を探すのに苦労し、今は仕事を探す事、車を見つける事に苦労しています。それぞれ、それなりのワクワク感はあるのですが、なかなか決まらないストレスフルなところもあります。でも、日本にいた時のように、to doを自分で作らなければならない環境よりは、今の方が充実している感覚になります。目の前にto doがあるということは、少なからず充実感に寄与する。
 

そんなことより、今日書きたかったのは、「とりあえずぶっ込む」は重要だという話で、これまでも何度もそう思わされる経験をしてきたのですが、今回の経験をもとに、予想以上に人は(自分は)うまいことやろうとしているし、それの大切さを真髄から理解していないかったな〜と思っております。私は結構前から海外でゆるく稼いで、ゆるく生きていたいな〜と思ってたわけですが、色々仕事が現地で見つかるか日本にいる時にネット検索したりしてました。自分の持つコネを使って、うまいことすぐ働ける環境、ビザ諸々できないか模索していたと思います。だけど来てみて、日本以外での自分の市場価値、言語を習得していることの重要性、期間限定ビザ保持者の弱さ、リアルにどういう人材が必要とされているか、競合が誰なのか、どんな仕事がありどういう状況なのか、自分の目で見てわかります。わかっちゃいたんだけども、「とりあえず行ってみる」は超重要ですね。あらゆる外部にいる時の想像していることって、現地の状況とは全くかけ離れたものである可能性があるし、そんなことに頭悩ませてるのも勿体ない。あんまり事前に考えないのも考えものだけど、ちょっと考えたら後は乗り込むのが得策なんじゃないかな〜。「とりあえずぶっ込む」というのは本当にナンパと同じ話で、ぶっ込んでみたら意外となんとかなった、楽勝だった、こういうところに課題があると感じた、という現状というリアルが浮かび上がる。実行する前に勝手にオナニー的にやっていた思い込み、本当にファックだと思います。思い込みほど恐ろしいものはない、予想外の方向に物事は展開したりします。私も面白いからレジュメを色々な場所に配り、出来るだけすぐ働きたいっす!とか言ってまわってたわけだけど、そんなことするんか〜恐ろしい、と思う気持ちがナンパ慣れした私でも2ミリくらいありました。でも実際やってみると、今日から働けるぜとかいうにーちゃんがおったり、やってみたら結構ナンパみたいでぶっ込んでる感がわくわくで面白かったり。今回言いたいのは、「現地・現場に立つ」ということのもつパワーのことです。行ってみて、やってみてわかること、見える景色が無数にあるということです。そして、そこで見える景色に結構ワクワクします。レベルアップした感、何でも出来る気がする感が心躍らせてくれます。だから世界をうどんを作りながらまわってみたいと思ってるなら、速攻その通りにやるべきだと思います。そしたら各地での問題点、超えるべきハードル、自分がやりたい姿の輪郭がはっきりしてくるのだろうと。その上でやり続けたいならやればいいし、他の事したいならしたらいい。自戒を込めてます、自戒でしかないです。偉そうに語ってますが、言わずもがなです。